第131页

和蘇は速度をいっそう速めて帰京した。

翊宣は彼の邪魔になりたくなくて、ハスの香料を燃やさせて、外殿に行って寝る。

さきほど、内閣大学士の王征がたくさんの上奏書を送った。翊宣は午後まで読み終わって、和蘇を気にかけたこそ、ここに行ってきた。

和蘇は白梅をちたっと見て、あくびをしながら、「はいはい、きれいだよ~貴方はお先に食事をしましょう。私はまだ寝たいんだ。」と言った。

「ちょ、ちょっと!和蘇、粥を啜った後寝ましょう。」

和蘇は粥を一目に見て、眉をしかめた。

「ううん~しつこい。自分で啜って~」

「ちょっとだけてもいいさ。」翊宣は茶碗をささげ持って、それを和蘇の口際に近づいた。「君は昨日から何もたべながった、そのままじゃ体に悪いよ。一口でもいい、さあ~~」

側に立っている召使は非常に驚いたけど、頭を下げていた。

平日に、鄭王は厳しいほどと言わないが、その威厳の様子も心胆を寒からしめる。しかし、今から見ると、この鄭王はしっぽを揺れる犬らし過ぎない。

和蘇は翊宣を見ると、「もう嫌。米粥をさせなさい。胃袋は空いたし、こんなものをたべたくない。」

翊宣は横目で側にたっている召使を見て、言いつけた後、召使は翊宣を下がった。しばらくして、召使は米粥を入れる茶碗をささげ持って来た。和蘇は起き、寝台へ歩いて柔らかい枕に寄りかかって体を横にした。翊宣は和蘇の側に座って、彼を抱ぎ、和蘇は結構だと言うまで何口をたべさせてやった。その後、翊宣はお茶をささげ持ってきて、水を飲ませてやった。それから、寝台について、和蘇と共に体を横にする。