第十九章

枯萎的百合花凋落了

ああこころうつろなるかな

啊我的心变得空空荡荡

神もなくしるべもなくて

既无神明亦无亲朋

窓近く婦(おみな)の逝(ゆ)きぬ

窗边的妇人悄然死去

白き空盲(めし)いてありて

苍茫的天空闭上了眼睛

白き風冷たくありぬ

苍白的风寒冷刺骨

窓際に髪を洗えば

她曾在窗边梳洗长发

その腕の優しくありぬ

裸露的手臂多么优雅

朝の日は澪(こぼ)れてありぬ

沐浴着朝阳的光辉

水の音(おと)したたりていぬ

秀发上的水珠滴答滑落

町々はさやぎてありぬ

小镇依然喧闹

子等(こら)の声もつれてありぬ